1) 手当・制度を「取り切る」(最優先)

給与明細の内訳を見て、取り漏れが起きやすいのはここです。

  • 住居手当:賃貸・持ち家、家賃額、世帯主条件などで支給要件が細かい

  • 通勤手当:最短ルート・合理的経路の見直し、定期の区分

  • 扶養手当:配偶者・子の要件、収入基準、同居/別居など

  • 時間外・休日・夜間:申請漏れ、打刻/記録の不備で消えることがある

  • 特殊勤務手当・当直/宿日直:対象業務の認定・記録の付け方で差が出る

  • 期末・勤勉手当(ボーナス):評価要素(遅刻・服務・目標管理)で意外と効く

👉 まずは「自分は何の手当の対象になり得るか」を庶務/給与担当に確認するのが一番早いです。

2) 税金を減らす(手取りに直結)

  • ふるさと納税:実質負担2,000円で、住民税・所得税が軽くなる(上限内なら効果大)

  • iDeCo:掛金が“所得控除”になるので、所得税・住民税が下がりやすい(上限は加入状況で変わるので要確認)

  • 住宅ローン控除:対象ならインパクト大(年末残高等で)

  • 医療費控除:家族分まとめて申告できるケースがある

  • 生命保険料控除・地震保険料控除:入り過ぎは注意だが、既契約があるなら最適化余地あり

  • 配偶者控除/配偶者特別控除:共働きの場合、どちらが控除を取ると得かは年収構造で変わる

👉 「年末調整で終わってると思い込んで、確定申告すると戻る」パターンが多いです。

3) 社保(共済・健康保険)の負担を増やさない

  • 扶養の判定(配偶者/親など):収入基準や見込み年収の考え方で外れると負担が増える

  • 働き方:時間外を増やしすぎると手取り増でも生活コスト(税・疲労)が見合わないこともあるので、狙うなら「評価に効く残業」「単価が高い勤務」に寄せる

4) 収入そのものを上げる(合法・現実的)

  • 昇任・昇格:手取りに効くのは「基本給テーブル」と「地域手当等の連動」

  • 異動・職務選択:手当が乗る部署(夜間・宿日直・特殊勤務がある等)は差が出やすい

  • 副業:公務員は原則制限が強いので、やるなら

    • 兼業許可の範囲でできるもの(執筆、講演、研修、農業、実家手伝い等の扱い)

    • 必ず所属のルールと許可手続を確認(無許可はリスク大)

5) 「手取りを増やす」より効く:可処分を増やす

  • 固定費(保険・通信・車・家賃)の見直し

  • NISAなどで資産を増やす(手取りは増えないが、将来の可処分は増える)

30代 / 賃貸住まい / 額面40万円の場合

賃貸の人が一番差が出やすいのがこれです。自治体/省庁で条件が違うので、給与明細に「住居手当」が載っているかを確認してください。

チェックポイント(当てはまると支給の可能性)

  • 賃貸契約の名義が自分(or 世帯主扱い)

  • 家賃の支払い実態がある(口座引落など)

  • 持ち家扱いになっていない

  • 官舎/公舎・借上げ等の扱い(この場合は別ルール)

👉 給与担当に「住居手当の支給要件」と「必要書類(賃貸契約書・支払証明など)」を聞くのが最短です。

次に効く:ふるさと納税(住民税を下げる)

同じ年収でも、やってる人とやってない人で“実質の手取り感”が変わります。

  • 会社員扱いの公務員なら基本は ワンストップ特例が使えることが多い

  • 上限は年収・家族構成で変わるので、源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」や住民税額が分かると精度高く出せます

さらに効く:iDeCo(所得控除で税金が下がる)

「手取り」を増やすというより、税金を減らして可処分を増やす王道です。

  • 掛金が所得控除 → 所得税・住民税が下がりやすい

  • ただし60歳まで原則引き出せないので、生活防衛資金は別で確保

盲点:通勤手当・経路の見直し(地味に差が出る)

  • 合理的経路の申請ルールの範囲で、定期区間/経路が最適か確認

  • リモート/出張が多い人は、実態に合った申請になってるか見直し

もし該当したら強い:扶養手当

配偶者・子どもがいる/これからの予定があるなら、扶養手当の条件は必ず確認しておくと◎(収入基準や同居/別居などで変わります)


ここまでで「最短で手取りを増やす」順番

  1. 住居手当が出てるか確認(出てなければ要件確認)

  2. ふるさと納税(上限内で)

  3. iDeCo(無理のない掛金で)

  4. 通勤手当・各種申請漏れ

    1) 住居手当(賃貸の最大打点)

    住居手当が出てるかを給与明細で確認してください。

    出てないなら、まず給与担当に「賃貸での支給要件」と「提出書類」を確認。

    • もし支給対象なら、手取りが月数千〜数万円単位で増えることがあります(自治体/職種で差)。

    • 逆に名義や世帯主条件で落ちるケースもあるので、契約名義・支払実態が超重要。

    2) ふるさと納税(“実質手取り感”が一番ラクに増える)

    額面40万/月(年収イメージでざっくり600万円前後になることが多い)なら、

    上限内でやれば、実質2,000円負担で住民税が軽くなるので効果が出やすいです。

    • ワンストップ特例を使えるなら手続きも簡単

    • 上限は家族構成と社会保険・控除でブレるので、源泉徴収票があると正確に出せます

    3) iDeCo(税・住民税が下がる=可処分が増える)

    iDeCoは「将来に回す」代わりに、今の所得税・住民税が下がるのが強み。

    ただし60歳まで原則引き出せないので、生活防衛資金(例:生活費3〜6ヶ月分)を確保してからが安心。

    4) 申請漏れを潰す(地味に効く)

    • 通勤手当:経路や定期区分が最適か

    • 時間外/休日/夜間:記録・申請の漏れがないか

    • 特殊勤務/宿日直:対象業務の「認定」・記録が整ってるか

    5) 長期:昇任・評価に効く行動

    同じ残業でも「評価・勤勉手当(ボーナス)」に効く行動の方が、最終的に手取り差になりやすいです(部署の評価制度次第)。